大学院に入って、ちょっと経って、思ったこと

大学院に入って3ヶ月、に手が届きそうになっている。

まさかブログを始めることになろうとは思ってもみなかったが、最近冷静にアウトプットする場所を渇望していた。「書きたいこと」が自分の中にあふれそうになると、自然と書きたくなるものなのだなぁ、と今さらながら実感した。それが私の研究のきっかけでもあるのだけれど。

講師をやめてまで大学院に入るのは、少しばかり勇気が必要だった。(一応)安定したお金と身分が保証されるのは、やっぱり魅力的。

ただ、今は院に進んで正解だったと思う。

まず、仲間が増えた。「教員になる」という共通の目標を持つ仲間と時間を共有できるのは何ものにも代え難い。私は教員養成系の学部出身ではないので、余計にそう思うのかもしれない。

そして何より、現状に疑問を持ち、それを何とかしようと思うようになった。「このままじゃだめだな」とうっすら気づいていても、それを直視して行動を起こすにはかなりのエネルギーを必要とする。院に進まずに以前の勤務校に留まっていたら、ぬるま湯に浸ったままだったかもしれない、と思うと、少し背筋が寒くなる。

「人生は下りのエスカレーターを上るようなものである」という言葉をどこかで目にした記憶があるが、言い得て妙だと思う。現状維持するにしても、歩き続けなければならない。でも、私は「現状維持」の一歩でも二歩でも先に行きたい。