本の感想

『グラスホッパー』(伊坂幸太郎)読了

伊坂幸太郎さんの『グラスホッパー』 グラスホッパー (角川文庫) 作者:伊坂 幸太郎 発売日: 2012/09/01 メディア: Kindle版 ゼミ生のTwitterを見て伊坂さんの作品がおもしろそうだなと思い、Kindle Unlimitedに『グラスホッパー』があったので読んでみた。 …

『失敗図鑑』(大野正人)読了

失敗図鑑 すごい人ほどダメだった! 作者:大野 正人 発売日: 2018/04/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) Kindleさんを手に入れてからというもの、Kindle unlimited(3か月無料)を使い倒そうと、最近はおもしろそうな本を探してはダウンロードして読むとい…

『喝采』(原田マハ)読了

原田マハさんは私の大好きな作家さんの一人。 マハさんが書く美術館を舞台にした小説やゴッホやモネ、ピカソなどの画家をモデルにしたお話にハマり、本屋さんで新刊を見つけるとつい手に取ってしまうほど。 マハさんの作品で最近読んだのが『喝采』という小…

『おとなになるってどんなこと?』(吉本ばなな)読了

最近ちくまプリマ―新書にハマり、図書館で何冊も借りてきてはちょっとずつ読んでいる。この本もそのうちのひとつ。 おとなになるってどんなこと? (ちくまプリマ―新書) 作者:吉本 ばなな 発売日: 2015/07/07 メディア: 新書 キャリア教育の研究をしているせ…

『シン・二ホン』(安宅和人著)読了

シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング) 作者:安宅和人 発売日: 2020/02/20 メディア: 単行本 『シン・二ホン』を読んだ。 この本は、一言で言うと「データをもとに今後の日本や世界の未来について広範囲な領域…

『23分間の奇跡』(ジェームズ・クラベル)読了

23分間の奇跡 (集英社文庫) 作者:ジェームズ・クラベル 発売日: 1988/07/20 メディア: 文庫 自分のまわりで読んでいる人が何人かいて、みな読み終わった後必ず「モヤっとした」と言うので気になっていた本。 この本自体は文庫本なのでそんなに厚くはないし、…

『欲望の名画』(中野京子著)読了

欲望の名画 (文春新書) 作者:京子, 中野 発売日: 2019/08/20 メディア: 新書 美術館に行きたい! でも、行けない… ならば、本で名画に出会おう♪ ということで、中野京子さんの『欲望の名画』である。 今までは自分の感覚だけで絵を見ていたのだが、中野さん…

『キャリア教育のウソ』読了

キャリア教育のウソ (ちくまプリマー新書) 作者:児美川 孝一郎 発売日: 2013/06/05 メディア: 新書 「キャリア教育のウソ」という タイトルだけをみると少々過激なのだが、内容についてはエビデンスをもとに現在の(俗流)キャリア教育のからくりやワナを明…

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』読了

図書館でちくまプリマ―新書の棚を眺めていたら、いかにもおもしろそうなタイトルが目に入ってきた。 かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書) 作者:万城目 学 発売日: 2010/01/27 メディア: 新書 このところ実学書(?)中心だったので、小説を読…

『はじめての哲学的思考』読了

最近は教育書に限らず、さまざまなジャンルの本を読むのを心がけているのだが、かねてから興味があった哲学にも手を伸ばしてみた。 はじめての哲学的思考 (ちくまプリマー新書) 作者:一徳, 苫野 発売日: 2017/04/05 メディア: 新書 苫野さんの本は、『勉強す…

『子どもの書く力が飛躍的に伸びる!学びのカリキュラム・マネジメント』読了

今日はおうちで読書の日。 朝から雪が降っていたし、コロナウイルスの影響で不要不急の外出も控えなければならないため、本を読むにはもってこいである。 読んだのはこちら。 子どもの書く力が飛躍的に伸びる! 学びのカリキュラム・マネジメント 作者:坂内 …

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』読了

コロナウイルス(COVID-19)が世界中で猛威をふるっている。 WHOがパンデミックを宣言し、東京オリンピック・パラリンピックも延期されることになった。 その一方で、文部科学省は4月の学校再開に向けた指針を通知。教育現場は大丈夫なのだろうかと心配にな…

『ココ・シャネルの言葉』(山口路子)読了

今日は本と相性のいい日みたいなので、大学の売店に寄ったついでに文庫のコーナーへ。文庫本がずらりと並ぶ棚を端から端まで眺めていると、目に入ってきたのがこちら。 ココ・シャネルは、誰もが知る「CHANEL」の一大ブランドを築き上げたファッションデザイ…

感情を出すことを恐れるな

今読んでいる本、『日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない』(湯山玲子・二村ヒロシ著)。 先日、本屋でふらふらしていて衝動買いした本。完全なるジャケ買い。プラス今ちょっと関心がある少子高齢化にもつながるかなと思って。 特に、第2章の「ひか…

『マカロンはマカロン』近藤史恵

「本を選ぶときはタイトルや表紙のデザインで選んでしまうんですよねぇ。僕の悪い癖」(某刑事ドラマの主人公風) というわけで、私の本の選び方は「タイトルと表紙」命である。 大外れだったことはそんなにないのだが、選び方としてギャンブル感満載なのは…

マンガでわかる『学び合い』読了

『子どもに読ませたい教育書 マンガでわかる『学び合い』』は、同じ西川研究室のM2の現職さんが書いた本である。 『学び合い』の本は数あれど、 ①全編マンガであること ②子ども向けであること この2点で、他の本とは一線を画している。 今までの本は、イラス…

林 真未『困ったらここへおいでよ。日常生活支援サポートハウスの奇跡』読了

先日の『学び合い』の会でご一緒した林さんから、本をいただいた。 『困ったらここへおいでよ。日常生活支援サポートハウスの奇跡』 林さんが4年の歳月をかけて書き上げたルポである。 林さんは教師をしながら、人生における中心的な活動として家族支援をさ…

"あるかしら書店"があったなら

先日、友達に「おすすめの本あったら教えて」と言われたので、ヨシタケシンスケさんの『あるかしら書店』を猛プッシュした。 ここに表紙を載せられないのを残念に思うくらい素敵な本なのだ。(気になる方は検索してみてください) 訪れたお客さんが、「○○な本…